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BlackMarines

Écrit par : BlackMarines

毎度おなじみ、流浪のBlog、関東黒鴎組通信でございます。
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WBCとは何だったのか。



図書館から予約していたものを取り寄せて読んでみた訳だが、あのメキシコ合衆国による

「アメリカのアメリカの為のアメリカによる悪意」

を、

「見事なまでに陽気なアミーゴイズム」

で駆逐した壮挙が無ければただの地獄変と化していたあの第1回WBCの舞台裏のほんの一部を垣間見られた事で、またぞろ色々思考が出てきたのでつらつらと書いてみる事にする。

そもそもWBCに参加する事自体に組織も個人も、皆が皆怪訝な気持ちで接していた事が本書では赤裸々に綴られている。
それが後々まで形を替え品を替え存在していた事で、選手・コーチ陣の一部に何とも言えないマイナス要素としてチームに作用していた事が朧気に「チームの暗部」として滲み出ている。

あれでメキシコが負けていれば、その暗部が明るみとなって多分に噴出したことであろうし、戦犯探しとして夕刊誌辺りをにぎわせたであろう事は想像に難くない。
それが全て打ち消され表面上美談となってしまったのは結果として良かったのだろうか。

私はそうは思わないのだが。

まぁそこら辺の事を纏めてみようと思ったが、結局本文152p~153pに書かれている一文が、何よりも端的に現しているのではなかろうか。

投手陣と野手陣。
アテネ五輪に出た者と、それ以外の者。
イチローの周りに集う者と、そうでない者。
日の丸の重みを理解している者と、理解しているつもりでもわかっていない者。
メジャーを意識している者と、意識していない者。
王監督に力を把握してもらっているパの選手と、余り知られていないセの選手。
イチローより年下と、イチローより年上。
痛みをこらえて無理をする者と、無理しない者。
試合に出てる者と、試合に出られない者。


プロ野球選手としての個人としては日本を文字通り代表するクラスにある選手がどう結集したにせよ、人と人が集うが故に、いちどきに9人しか出場できない競技であるが故に、そして「何の為のWBCなのか」と言う命題がはっきりしなかったが故に、このチームは韓国戦での敗戦とメキシコがアメリカを下したことによる大盤狂わせが到来するまで一枚岩としてチームが結集しなかった訳である。

アテネ五輪でも、プロ・アマ間の軋轢や中畑代理監督を中心とする監督・コーチ陣の醜聞は当時聞いて憤慨したものであったが、それと似た状況がWBCにすらあったとは驚かされる。

敗戦試合後に選手に対して大量のサインを要求するコーチ。
肝心な時に選手を見ていなかったブルペン担当コーチ。
チームのムード作りと称して的外れな事を始めるコーチ。

誰が誰とは言わないし、自分が直接見た訳では無いので名は伏せるが、どれもこれもいい解説をしたり評論をしたりNPBでの監督コーチの実績がある人物の筈である。

正直、「ストイックな精神的境地に行き着ける選手・監督とそうでない選手・コーチとの葛藤」に先程の対比を付け加えて考えたら、WBCにおける日本代表のおかれた立場と内情が判り易いのかもしれない。

そもそもこういう短期決戦、トーナメントの混成チームにおける「コーチ」の存在とは一体何なのだろうか。
NPBのシーズンの間ですらその存在を疑問視するコーチがいるというのに、一度のミスで取り返しの付かない致命傷を負いかねない試合展開の中で、そしてその試合の前後でコーチとしてしなければならない事は何なのだろうか。
少なくとも事前偵察をしに行く一部の選手を尻目にオフと称して買い物に行くような行為(確かアテネの話だったと思うが)ではない筈である。

この国の政治でも何でもそうだが、国民性として「至高のものは自ずと表現が抽象的になる」というものがある。
論点が曖昧なまま漠然と年金問題がYesかNoかの二択になってしまったり、政権自体が打ち出す政策の論点が曖昧なまま政権内のスキャンダルの賛否で政治が動いたり、論点がずれて曖昧なまま横綱の進退問題が語られたり、オリンピックで漠然と予選は楽勝で突破するとか金メダルが取れると確信したり、…と例を挙げれば枚挙に暇があるまい。

今回のWBCの件にしても(恐らく北京五輪もそうであると思われるが)、「金メダルを取れるか否か」「視聴率が取れるか否か」の二択にマスコミの醸し出す論点、そして「世論」は集中し、デビットソンの誤審以外の相手要素の話や戦力比較やチーム内部の戦力分析といった話はついに出てくる事はなかった。

首脳陣がデータや傾向と対策を選手に「丸投げ」し、メディアが中身の無い漠然とした「金メダル宣言確定」を選手へ「丸投げ」する。

その余りに無責任かつ作為的かつ理不尽な重圧を消化し、昇華し、勝利しなければ何を言われるか判ったものではない選手、そして無条件で結果だけで全肯定も全否定もされ放題な選手、結局おいしい所は全て手柄として帰結する監督・コーチの、これは理不尽にも程があるのでは無いだろうか。
結果としてWBCには優勝し、帰国後に「私はあの時のコーチとしてどうこう」とメディアや著述で数名のコーチが述べていたのを見聞きする事になったわけだが、改めてこの本を読んでいると前述の人物に対して怒りすら込みあがってくる。

 敢 え て 誰 と は 言 わ な い け ど 。

この本ではどちらかと言うと王-イチロー、そして宮本の視点がメインとなっているので、本当の暗部と言うものがなかなか浮かび上がってこないのが残念である。
まぁ、つい1年半前の話だから仕方ないのだけれども。
WBCを境に故障を発生させた選手、WBC出場以降調子を落としてしまった選手、WBCの勢いをそのままチームへ持ち込んで、元々の所属チームの構成員と軋轢を産んでしまった選手。

この本にはっきりとは書かれてない「暗部」こそが、今後の「短期決戦に向けての国別代表チーム」を結成する上で大事な要素な筈なのだが、恐らくこのまま闇に沈んだまま消えていくのであろう。
それすらも曖昧にしてしまい、結局また「名前と注目度」だけで監督やコーチ、そして選手を決めて同じ事を繰り返す(であろう)日本の野球チーム、そして五輪代表、そして次回のWBC日本代表に未来はあるのだろうか。

まぁ五輪に関しては今のところ北京で打ち止めな訳なのだけれども。

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