※ちと体調不良かまして更新が遅れてしまいもした。後付けで少し記事が追加されたりされなかったりするかもしれませんが、いつものように生暖かくコッソリ('A`)ニヤニヤの精神で宜しくお願い申し上げますってばよ、卍解!(声:
杉田智和)

これは2001年5月6日、まだ北海道ではないファイターズ対まだマリーンズレボリューション21(覚えてる人がどれだけ居るのだろうか)の余韻が醒めぬマリーンズの、鎌ケ谷球場で行われた二軍試合のスタメンを図式化してみたものであります。
この試合、先発した清水直行が失策絡みで初回6失点も、○小林渥→戸部→S小林宏の豪華無失点リレーと驚異的な打線の粘り(?)でかろうじて7対6で逃げ切った試合でございます。
更に向こうさんのメンバーも、サード:森本稀哲とか遊撃:飯山とかニ塁:小田とか、外野の左翼:西浦に中堅は大沢親分がその昔、伊良部クラゲに対抗して「シジミ」とネーミングされたのにその地味さゆえに愛称が定着しなかった俊足好守の大貝がいて、右翼には島田(信敏)、捕手は高橋信二とツッコミ所満載でございまして、出来るならあの日に帰って生でもう一度見てぇ、と心から思う訳ですがそれは叶う事能わず、でやんすよ奥さん。
それと同じ事な「最早見る事も能わざる」事態が我等がかもめーずにも起きてしまった訳で。

07/09/24 戸田球場にて小林雅英という投手に二軍でお目にかかる事自体が非常に貴重なエクスペリエンスだったわけなのだけれども、今度はクリーブランドの空の下、あの度胸満点、燃料満載な投球をするのかと思うと、2005年にあの「コバスコナイト」の前に怒り狂い、ヘルズゲートの手前まで魂を吹っ飛ばされた我々には早くも「向こうでENJYOの普及・促進に努めるのか」という想いが胸をよぎる訳ですが、どうやらクリーブランドの空の下では彼の上を行く師匠格のクローザーがいらっしゃるそうで。
彼ならメリケン国の客のあしらい方をよく判っているだろうし、これなら精神面も安定でありますな。

07/10/05 マリンスタジアムにて。なぁに、困ったらタトゥーを入れて髪をモヒカン狩りにし、髑髏の銀細工が付いた眼鏡を掛けて鋲の入ったパンクな革のジャケットを羽織ってズカズカと名曲「ワイルド・シング」の調べに乗せてブルペンからマウンドまで歩いていけば万事解決です。確かあのチームには
眠れない山猫でプラトーンな弱肩の捕手とか、
父親がウェストウイングで地獄の黙示録な米国大統領だったり
兄がマイティダックスだったりするパンクな投手や、
ウイリー・メイズ張りのバンパイア・ハンターで36年間氷漬けにされていた俊足の中堅手や
24時間の間にやたらと何度も事件が起こる時代の米国大統領なブードゥーだけれどもイエス様だとカーブが打てない右翼手とか、
時代を先どるニューパワーなトーキョー・ジャイアンツでラッコラッコだった外野手とかそれはもう今改めて見直すとそれはもう豪華なメンバーが彼をバックアップしてくれる事でしょう…って何年前の話やねん?
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…さぁ久しぶりなもんで派手に脱線してみたよ奥さん!今が狙い時だ!(最早意味不明)
…まぁ、さて、このかもめーずなティームは「常時戦力の補充と入れ替えをしながらコストパフォーマンス等収益に最適化された状態で常時戦い抜く」チームに変貌を果たしたのはもう皆さん御存知なとおりな事と思われます。
結局小林雅英であっても、薮田安彦であっても、藤田宗一であっても、黒木知宏であっても、何一つ「例外」は存在しない訳です。
私も2005年当時はもう荒れ狂ったものですが、慣れが怖いのか何だかよく判りませんがある程度、戦力の出入りに関しては冷静にものを見られるようになってきたと思います。
方や育成を半ば放棄してFA移籍中心の補強でチーム強化を果たす。
方や育成を主目的にFA移籍で抜ける穴を常時自軍内で埋められるチーム強化を行う。
海外移籍、ある程度の成績を残して現に通用するクラスのFA市場がここまで活性化している以上、そこに中途半端な10年選手の市場も活性化することがあるならば、どうしても今までのような家族的なチーム編成は出来ない訳で、おのずと上記のような二つの系統に分かれてしまう訳です。
そういう意味では大変言いたくない言葉ですが、渡辺恒雄氏はいち早くその意味を理解していた、としか言い様がありません。…実にはあまり繋がっていないようですけれども。
我等がマリーンズにおいても「YFK崩壊」とマスコミが書きたててる所もあるみたいですが、どんな形であれこの2年以内にそういう方程式が確実に崩壊する事は眼に見えていた事、更に今季の成績を見る限り、後に続く若手投手が確実にもう2・3人続いていれば確実に「禅譲」が今シーズンの間に行われていたであろう、と言う事、そして今度のドラフトにおける即戦力とみなされる投手の大量獲得。
これを見る限り「半強制的な若手への禅譲の準備は出来ている」と言わんばかりの勢いに見えてくるかもしれません。
情を取れば世代交代もままならない、実を取れば非情と取られる。
しかしながら、2004年のドラフトから「コイツは来季○○の成績を残すであろう」という一歩間違うと取らぬ狸の皮算用どころではない大社ドラフトをマリーンズは重ねて半ば失敗している訳でございまして、2008シーズンには総決算として「浦和における在庫勢力の一軍への一掃」と「即戦力な人には文字通り即戦力としてつぎ込んでいく」為の熾烈な争いが浦和でもあるのでしょう。
この期に及んで意識の変えられない、自分の置かれている立場が未だに理解できていない選手は確実に来年の11月頭にはこのチームには存在していないであろうし、悲しいかなトライアウトでお会いする事になる事でありましょう。
野手を今回殆ど解雇しなかった、そこに育成ドラフトでハングリーな選手を獲得した。
特に野手陣の皆さんで入団後3年を経過している選手はこの事実をよくよく考えてみて欲しいものです。
与えられたチャンスはこの1年。
生かすも殺すも自分次第ですよ奥さん。
今の浦和を「ぬるま湯」と評する人をたまに見かけますが、間違えて欲しくないことですけれども今の浦和は以前のような半ば放置された「ぬるま湯」ではなく、「自主性」という意味をまるで理解していない選手が醸し出す「セルフぬるま湯」だと言う事を理解して欲しいと思います。
「自主性」という言葉の怖さ。
全ての責任が良いようにも悪いようにも選手個人に帰結するチームの方針は、一時期もてはやされた管理されたチームの対極にあります。
広岡さんはGMとしてこの理屈をついに理解できなかったし、我々素人も思考を切り替えて理解する所までもって行くのに苦労しました。
この「あなたがいなくても、かわりはいるもの。」的な思考をいち早く理解し、自分を高められる選手だけが生き残れる、そんなサバイバル丸出しな浦和マリーンズに、今から興味が尽きません。
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テーマ:千葉ロッテマリーンズ
ジャンル:スポーツ